2025.02.03 362 View
婚約指輪のお返しは必要?お返しのおすすめの品物や注意点を解説
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日本では、結納を行った際に「結納返し」と呼ばれるお返しをする伝統があります。
また、婚約指輪に対しても感謝を込めて贈り物を返すことが一般的でしたが、結婚式のスタイルが多様化する中で、お返しを省略するケースも増えつつあります。
それでも、「感謝の気持ちを何かの形で伝えたい」と考える方も少なくありません。
本記事では、婚約指輪のお返しは必要なのかについて紹介します。
他にも「婚約指輪のお返しにおすすめの品物10選」や「婚約指輪のお返しをする際の注意点」についても解説していきます。
ぜひこの記事を参考にして、婚約指輪のお返しについて理解を深めてみてください。
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婚約指輪のお返しは必要? 婚約指輪のお返しは必ずしも必要ではありません。 日本では、婚約指輪は結納金や結納品とともに、男性が女性への結婚準備の一環として用意する...
目次
婚約指輪のお返しは必要?
婚約指輪のお返しは必ずしも必要ではありません。
日本では、婚約指輪は結納金や結納品とともに、男性が女性への結婚準備の一環として用意するものとされてきました。
一方で、女性側は「半返し」と呼ばれる慣習に基づき、結納金の半額相当の金額や結婚記念品を贈るのが一般的な形式でした。
しかし、近年ではこのような伝統的な「結納」の儀式を行うケースが減少し、婚約指輪だけを贈るシンプルな形が増えています。
また、地域ごとに異なる風習や両家の考え方や状況も影響するため、婚約指輪のお返しについては事前にしっかり話し合うことが大切です。
婚約指輪のお返しの費用相場は半返し
婚約指輪へのお返しをする際、一般的には結納の習慣を参考にして「半返し」を目安とし、指輪の購入価格の半分程度を準備するのが通例です。
例えば、多くのカップルが20万~40万円程度の婚約指輪を選んでいることを考えると、10万~20万円ほどが適切な額とされています。
しかし、婚約指輪が非常に高額な場合は、無理をせずに指輪の価格の3割程度で選ぶケースもあります。
婚約指輪は一生の記念品であることから、お返しの品もそれなりの価値を持たせることを意識することをおすすめします。
また、指輪の具体的な値段がわからない場合は、金額に過度にこだわる必要はありません。重要なのは、相手に感謝の気持ちが伝わる品を選ぶことで、相手の喜びそうなものを贈ることが、お返しの本来の目的と言えます。
婚約指輪のお返しにおすすめの品物10選
婚約指輪のお返しにおすすめの品物については、以下の10つが挙げられます。
- 腕時計
- スーツ
- 財布
- 文房具
- 旅行
- バッグ
- 電化製品
- 洋服
- ネクタイピン
- 趣味に関するもの
それぞれの品物について解説していきます。
腕時計
婚約指輪のお返しとして、高級ブランドの腕時計は多くの人々から選ばれています。
腕時計は、フォーマルなビジネスシーンや結婚式などの特別な場面でも自然に身につけられるため、実用性の高いアイテムとされています。
特に、時間厳守が求められるビジネスマンにとっては、機能性とデザイン性を兼ね備えた頼れるパートナーとなり、幅広い年齢層に支持されています。
また、腕時計の価格帯も豊富で、10万円以下で手に入る手頃なモデルから、数百万円に及ぶ高級モデルまで幅広くあるので、お返しの予算に合わせて選びやすいのも魅力の一つです。
スーツ
スーツは、ビジネスの場面だけでなく、結婚式の二次会や子どもの誕生祝いなど、多彩なシーンで活躍するアイテムです。
予算に余裕がある場合は、特別感を楽しめるオーダーメイドスーツを選ぶと、より一層価値のある一着となります。
一方で、ハイブランドのスーツはセットで購入すると価格が高くなりがちなので、予算に制限がある場合は、革靴などのスーツ関連のアクセサリーを選んでプレゼントするのもおすすめします。
財布
財布は長期間使用することで次第に使用感が目立ってくるため、定期的に新しいものに買い替える人も少なくありません。
特に、パートナーが2〜3年ほど同じ財布を使い続けている場合、新調を検討するタイミングと言えます。
そのため、婚約指輪のお返しとして財布を贈るのはおすすめと言えます。
しかし、財布をプレゼントする際には、贈る相手の好みやブランド、デザインの傾向を事前にしっかりリサーチしておくことが大切です。
文房具
ビジネスシーンで活躍するアイテムとして、文房具は実用的です。
中でも特に人気があるのが万年筆です。
高品質なハイブランドの万年筆は、優れた書き心地を提供し、軽い筆圧でもスムーズに書けるため、長時間使用しても手が疲れにくいのが特徴です。
そのため、日頃から筆記用具を頻繁に使う人へのお返しとして最適と言えます。
旅行
贈り物として物ではなく、心に残る思い出を作るための旅行を選ぶのも素敵なアイデアと言えます、
相手が長い間行きたがっていた場所やふたりの大切な思い出がある場所、または一緒に行きたいと話していた憧れの場所を選ぶことで、パートナーに感謝の気持ちを伝えることができます。
また、旅行先での貴重な体験や撮った写真、そこで手に入れた小さなお土産などが何年経っても大切な思い出として残すことができます。
バッグ
婚約指輪や結婚指輪のお返しとして、バッグは人気のあるアイテムの一つです。
特に、ビジネスシーンで活躍するバッグは、日常的に使用できるうえに実用性が高いため、多くの方に喜ばれる傾向があります。
さらに、高級感のあるデザインを選ぶことで、パートナーに特別感を伝えることができるので、お返しの品として最適と言えます。
一方で、もしパートナーがすでにビジネスバッグを購入したばかりであれば、普段使いできるカジュアルなバッグを贈るのもおすすめです。
このように、パートナーのニーズやライフスタイルに合わせてバッグを選ぶようにしましょう。
電化製品
スマートウォッチや高性能イヤホンなどの電化製品もお返しの品物として選ぶ方は多くいます。
相手のライフスタイルや趣味に合わせて選べる点が魅力で、日常生活をより豊かにする実用的な贈り物として人気です。
また、技術の進歩に伴い、機能性が高くデザイン性にも優れた製品が増えているので、贈られる側にも喜ばれるアイテムとして選ばれる可能性が高いです。
洋服
婚約指輪のお返しとして、スーツにこだわらず洋服を贈るという選択肢もあります。
好きなブランドや憧れているブランドをリサーチし、プレゼントの候補として検討するようにしましょう。
しかし、パートナーの好みによっては、流行に左右されやすい洋服を選ぶと長期間愛用してもらえない可能性がある点には注意が必要です。
また、洋服はサイズが合わなかったり、着心地が好まれなかったりするリスクもあります。そのため、パートナーの意見を直接聞きながら、二人で一緒に選ぶことが最も安心で満足度の高い方法と言えます。
ネクタイピン
男性が自分で購入する機会が少ないアイテムの一つであるネクタイピンも婚約指輪のお返しとしておすすめです。
価格帯も手頃なものが多く、気軽なプレゼントやお礼の品としてぴったりと言えます。
腕時計やスーツなど、すでに持っていそうなアイテムではなく、少し趣向を変えた贈り物として選ぶことで、喜ばれる可能性が高くなります。
また、デザインや価格も幅広く展開されているため、シンプルなものからブランド品まで、相手の好みや予算に合わせて選びやすいのも魅力の一つです。
趣味に関するもの
婚約指輪のお返しとして、彼の趣味に関連したプレゼントを選ぶこともおすすめです。
例えば、ギターやゴルフ用品、自転車などが挙げられます。
また、写真撮影を趣味にしているなら、新しいカメラを贈ることもおすすめです。
しかし、趣味の道具にこだわりを持っている場合も多いので、何を選ぶべきか慎重に検討することが大切です。
具体的に、どんなものを欲しがっているのか、事前にパートナーに確認すると安心と言えます。
婚約指輪のお返しを贈るタイミング
婚約指輪のお返しを贈るタイミングについては、以下の3つが挙げられます。
- 結納
- 顔合わせ食事会
- 好きなタイミング
それぞれのタイミングについて解説していきます。
結納
結納は、婚約を正式にするための伝統的な儀式であり、顔合わせの食事会よりも格式が高い場とされています。
近年では結納を行わないカップルも増加していますが、結婚式を実施する場合には、婚約指輪をその席で披露するのが一般的な流れです。
そのため、婚約指輪のお返しを用意する場合も、結納の場で一緒に披露するとスムーズです。
これによって、場の雰囲気が和やかになり、結納が一層華やかになるきっかけになります。
また、結納では通常「結納品」と「結納返し」の交換が行われますが、婚約指輪を結納品の一部として扱うかどうかや指輪へのお返しを結納返しに含めるかどうかは、地域ごとの慣習や各家庭の考え方に左右されるので注意が必要です。
顔合わせ食事会
家族同士が初めて顔を合わせる顔合わせ食事会は、結婚を控えた二人を囲んで楽しく食事をする大切な場です。
この場では、婚約指輪をお披露目することも多く、その際に婚約指輪と合わせてお返しの品を紹介すると、特別感を出すことができます。
そのため、このイベントを予定しているカップルには、指輪とお返しの品を顔合わせの場で交換することをおすすめします。
しかし、お返しの品に名前やメッセージを刻印する場合や、オーダーメイド品を選ぶ場合は完成までに一定の時間がかかることがあるので注意が必要です。
顔合わせの日程が決まったら、スケジュールを逆算し、余裕を持って準備を進めましょう。
好きなタイミング
結納や顔合わせの食事会を行わないカップルの場合、婚約指輪のお返しを渡すタイミングに厳密なルールはないので、好きなタイミングで婚約指輪のお返しを渡すこともできます。
実際に、できるだけ早めに渡すことを心掛ける方もいれば、婚約指輪を受け取ってから1~2週間以内に準備をする方もいます。
また、二人で相談して一緒にお返しの品を選び、数か月後に渡すケースも見られます。
しかし、婚約指輪のお返しは婚約の証としての意味を持つものですので、結婚前に渡すのが一般的です。
入籍日や結婚式の日までには相手に渡せるよう、余裕を持って準備を進めることが大切です。
婚約指輪のお返しをする際の注意点
婚約指輪のお返しをする際の注意点については、以下の2つが挙げられます。
- 日常使いできるものを選ぶ
- 流行りものは避ける
それぞれの注意点について解説していきます。
日常使いできるものを選ぶ
どんなに素晴らしい品質の物でも、使う場面がなければ無駄になってしまうことがあるので、婚約指輪のお返しは日常使いできるものを選ぶようにしましょう。
例えば、リモートワークが主な生活スタイルの人に通勤用の革カバンを贈るよりも日常的に役立つものの方が喜ばれる可能性が高くなります。
相手が普段使っているアイテムを観察し、買い替えを検討しているものがあるかどうかを考えると、より実用的なプレゼントを選ぶことにつながります。
一方で、スーツやネクタイといった冠婚葬祭に必要なアイテムで、相手がまだ持っていない場合には、プレゼントとして適していることもあります。
特に、自分ではなかなか購入するきっかけがない場合も多いので、本当に必要かどうかを確認した上で贈るようにしましょう。
流行りものは避ける
婚約指輪のお返しとして贈られるものは、長く愛用できるものが理想的なので、流行りものを贈るのは避けるようにしましょう。
実際に、流行が廃れてしまうと、使う際に周囲の視線が気になったり、年齢を重ねるごとに違和感が出てきてしまうリスクがあります。
時代に左右されず、普遍的な魅力を持つデザインや品物を選ぶことで、贈る相手にとって長い間喜ばれることにもつながります。
まとめ
今回は、婚約指輪のお返しは必要かどうかについて紹介しました。
婚約指輪のお返しは必ずしも必要ではありません。
人生の新たな一歩を共に歩むパートナーに対し、婚約指輪への感謝の気持ちをしっかりと伝えるために、形に残る贈り物として示すのも素敵な方法と言えます。
今回の記事を参考にして、婚約指輪のお返しを検討してみてください。
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