2023.03.12 3,120 View
広島県の 結納事情と傾向について【婚約・結婚準備ガイド】
広島県人同士のカップルなら当然、結婚式は地元で挙げたいもの。
式の前に行なう両親の顔合わせや結納は、地域によってさまざまな決まり事や風習が残っています。
広島県にはどんな独自の習慣があるのでしょうか。
ちなみに結納を行ったカップルは16.5%。
この数字をどう思いますか?少ない?多いと感じますか?
今回は、知っておきたい広島ならではの結納や結婚式の傾向についてご紹介しましょう。
結納では婚約指輪は忘れずに
広島の結納
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最近では結納を行うカップルは少数派ですが、強い親の意向がある場合は今でも行われている儀式です。
後の章でご紹介しますが、広島で結納を行っているカップルは16.5%というデーターになっています。意外な数字だと思いませんか?
結納は結婚式よりも、地域独自の習慣、慣習が色濃く残っています。
する・しないに関わらず、かつて広島で行なわれていた結納について知っておくのも、今後なにか役立つかもしれないので、頭のどこかにとどめておいてくださいね。
結納は地域によってさまざまな風習があります。
広島に伝わる特徴ある儀式は「根きり」と「おみやげ結納」の2つがあります。
根きり
広島県では結納の前の顔合わせで「根きり」という儀式が行われます。
両家の結婚の意思をお互い確認し、双方の了承が得られたときに行われるかための儀式にあたります。
「根きり」は地域によって「かため」「決め酒」とも呼ばれているようです。
男性側から女性宅へ挨拶に出向き、根きりが行われますが、そのときに男性が「酒・肴」を持参し、女性側の婚意の有無を確認します。
了解が得られると、かためのしるしとして持参した「酒・肴」を贈ります。それに対して女性側からお礼の言葉を返すことで、両家が結婚について正式に合意したことになります。
一般的にはそのあと、会食して結納の日取りや場所を話し合います。
最近では男性側が持参するのは「魚・肴」ではなく「栄名料(さかなりょう)」として金銭を包む場合も多くなっているようです。
おみやげ結納
広島県では結納返しとして「おみやげ結納」が行われます。
婚家のご先祖さまに挨拶するという意味で、おみやげ結納の品にお線香を添えて贈る習慣もあるようです。
結納をいただいてから、後日あらためて持っていくのが慣習ですが、近年は結納当日に交換する場合もあります。
このとき、男性側から贈られてきた結納品よりも少ない品目数で、飾りも控えめなものが用意されることが多いようです。
かつては結納金の半額をお返ししていた時代もあったようですが、今はそういった半返しはなく、ほんのお礼だけする場合が少なくないようです。
また、昔からお嫁入りの際には男性側の先祖、両親、兄弟、姉妹に対しておみやげを持参する習わしがあります。
家族へのおみやげは奉書で巻き、水引をかけてお嫁さんの名前を書きます。
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知っておきたい広島の傾向
広島の結婚式の多くが「ゲスト側に立ったおもてなし」「ふたりらしさ」をテーマにしているようです。
親の意見や気持ちも取り入れながら、結婚準備を一緒に楽しむというカップルが多いとか。
アンケート結果をみながら広島で結婚したカップルの傾向をみていきましょう。
(データーは「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」により)
結納・顔合わせ
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結納を行った ……16.5%
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顔合わせ・食事会のみ……79.5%
結納を行なうカップルは少数派ながら、16.5%という数字は想定していたよりも高いパーセンテージではないでしょうか。
ほとんどのカップルが行なっているのが顔合わせ・食事会で、そのうち47.6%の人が料亭を実施していました。婚約にふさわしい場所が選ばれているようですね。
予算
結婚式にかかった費用と招待人数は下記のとおりです。( )内は全国平均。
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披露宴・披露パーティの招待客人数 ……69.7人(70.2人)
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挙式・披露宴・披露パーティにかかる費用……364万円(354.8万円)
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ゲストからのご祝儀 ……254万円(230.7万円)
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親からの援助やご祝儀 ……190.9万円(182万円)
結婚式の費用とゲストの数は全国平均と比べてほぼ変らない感じですね。結婚式に向けてふたりで貯蓄してきたカップルは全体の90.1%で、広島の平均貯蓄額は350万5000円と全国的にみても、きっちり貯蓄をする人が多いようです。
挙式・披露宴スタイル
広島県は中国エリアの中でも最も多い60.3%のカップルがキリスト教式で挙式を実施しています。
披露宴ではゲストと会話を楽しむ時間を組み入れたり、新郎新婦席をひな壇スタイルにしないというカップルも多く、ゲストを思いやる心遣いも広島県人らしさが見受けられます。
演出
地元愛に熱い広島県カップルは、地元ならではの演出を取り入れる結婚式が多く見られます。
例えば、披露宴が盛りあがるようにファーストバイトでは、宮島のしゃもじやお好み焼きのヘラを使った郷土色豊かな演出も人気のようです。
いかがでしたでしょうか。
結納や地元ならではの慣習・しきたりは近年は少なくなりましたが、今でも20%弱のカップルが行なっています。強い親の希望を受け入れて行われているのかもしれません。
そのときのイメージになれば嬉しく思います。
広島で結婚式をあげるときの参考にしてくださいね。